地獄とも言うべきテスト期間。その第一日目にあたる今日、半ば徹夜の状態で、俺は大学構内を歩いていた。
やはり半年の成果がほんの一時間程度で決まるとあっては、最後の最後まで勉強し続けないと気が気じゃない。本を片手にぶつくさ呟きながら教室に向かっていて・・・・


唐突に真っ白になる頭。


何の前触れもなく額に走る激痛。









・・・・・すぐ目の前に照明の柱。



こんな馬鹿なっ;こんな古典的すぎることを素でやったのか俺はっ;というか、尋常でなく恥ずかしいっ;;

しかもどうしてこんなに大衆の目の前で・・・・くぅ;物凄く笑われている・・・っ;;


もう痛みで涙目なのか恥ずかしさで涙目なのかわからないまま、とりあえず走り去るという選択肢を選ぶ瞬間だった・・・・